Mariesh ── Favorites『音楽・ドラマ・映画・コンバット!』

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◇ 音楽、画面、日常、最近特別コンバット!&懐かしドラマに関する note です ◇

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コンバット!第90話『遅すぎた連絡』
071110──90/遅すぎた連絡/Beneath The Ashes/650427/32-S3(095)
脚色ジョージ・F・スレーヴィン&リチャード・P・マクドナフ(原案)/ジョン・ペイサー/チャド・エヴェレット(スティーヴ・コヴァック)ロバート・フォーティア(ジャンペル大尉)ノーム・ピトリック(マック)ロバート・グレン

最初、リトルジョンにしょーもないジョークを言って笑わせている見なれない兵隊、ヘルメットを目深に被り過ぎていて、これがチャド・エヴェレット(1937.06.11〜)かどうかなあ?……などと思いながら見始めました。こういうジョークはカービーに言った方がウケがいいだろうに、ただおっとり笑うだけのリトルジョンに言うのは何か珍しいと思っていたらこれがちゃんと後に続いてましたね。

今日は久しぶりにサンダースとヘンリー両方登場しました。何かちょっと新鮮(笑)な感じがしてしまうのがおかしいです。

ヘンリーの判断と、とてもそうは見えなかった3日間も交戦中行方不明だったサンダースの分隊……悪い時には悪い事が重なるモノで、結局コヴァックは奥さんの臨終に間に合わなかった(危篤なら休暇を取れるが、お葬式では休暇が取り消しになるというのには驚きました。これが軍の規則?……)けれど、ここからもっと早く知らせなかったヘンリーへの恨みへと変化して行く辺りはチャド・エヴェレットの見せ所でした。

ひどい怪我をして思わず呻いてしまうリトルジョン(ここでまた軍曹は容赦なく我慢しろと無茶な事を言うし)の気を紛らせようと、またまた色々な女の娘の話をしたりする気のいい陽気な男から、恨みに囚われているために危機に陥っているヘンリーを見てニタニタ笑ったり、しばらくは助けようともしないけれど、ようやく正気に返ってやるべきことをやり軍曹に「この事を言わないと……」

それにしても軍曹は、励ましのジョークすら中身をきっちり覚えていて、その事をビシビシと厳しくコヴァックに叩きつけてらっしゃいました──いや軍曹、それはモロに真実かもしれませんが何もそこまでキツく言わんでも……と思わず画面に向かって言いそうに(笑)

とは言えサンダースは、まあ大体いつも途中まで色々問題があってもギリギリの所まで待って結局頑張った兵隊には、最後は水に流します。スパルタ(笑)だけど人情に厚く、しかもさっぱりとしている……さすが我等が軍曹!

チャド・エヴェレットは『外科医ギャノン』だったんですね、何かのシリーズの主役だったけど何だったかなあ〜? と今回なかなか思い出せませんでした。で、以前からimdbのリストでよく見かけていたけど、全然知らないドラマだと思い込んでいた"Medical Center"がこのドラマの原題だったとは今日の今日まで知らずにいたという……。他にも沢山のドラマや映画に出てますが、デヴィッド・リンチの『マルホランド・ドライヴ』に出てたらしいのに全然記憶にありません。一番新しい所では、今年の4月8日に放映された『FBI失踪者を追え!』の第5シーズン、エピソード20に出ているとか──BSでそのうち放映されるかも知れませんね。

ヘンリーの無線係、チョこんと毛糸の帽子をかぶっていたマックのノーム・ピトリック(1932.11.04〜1999.02.18)は、もの凄〜く見覚えのある顔です。コンバットでは、プチ・丘は血に染まったモノの『32/戦争嫌い』と2本だけですが『奥様は魔女』『保安官ニコルス』『ポリス・ストーリー』『おかしな二人』『略奪された百人の花嫁』などなどにも出演しているので、こりゃ確かに見覚えがあるはず(笑)でした。この人もまた、けっこうドラマの監督もしている人のようです。

『遠い道(後編)』以来久々に登場したジャンペル大尉、ロバート・フォーティア(1926.11.05〜2005.01.01)は2週後11月24日放映、チャールズ・ブロンソン登場の『92/爆破命令』にも出てくるようです。やっぱり長いリストを見ていて目についたのが、この人は1970〜85までほとんどロバート・アルトマンの映画にばかり出演(『天国から来たチャンピオン』以外)しています。『ギャンブラー』『3人の女』『ウェディング』『ロバート・アルトマンのヘルス』『ポパイ』『突撃!O・Cとスティッグス/お笑い黙示録』などなど、これは意外な発見でした。
19:35 | コンバット!4 | comments(5) | trackbacks(0)| - |
コンバット!第89話『目的地消失』
071103──89/目的地消失/The Town That Went Away/641222/14-S3(085)
ジョージ・F・スレーヴィン/サットン・ローリイ/ジェイ・ノヴェロ(ポール)ダニエル・オーブリー(マリア)

アメリカのオリジナル放映でのコンバット3年目のクリスマス・プレゼントは、22日にこのコニャック大作戦、29日がリトルジョンの誕生日とサンドウィッチ状態だった模様です──前2回のように放映がちょうどクリスマスorイヴと重ならなかったから、なんでしょうねきっと。

チャップリンみたいな歩き方でヘンリーたちの前に現れたジェイ・ノヴェロ(1904.08.22〜1982.09.02)は、ちょっとフレンチ・ブルドッグを思わせる豊かで愛嬌のある表情で、ただいるだけでもユーモラスな上に声はヒッチコックじゃなくて熊倉 一雄氏というあまりにもピッタリの組み合わせ(笑)──外国人役が多くスペイン人、ギリシャ人、メキシコ人(日本人スパイをやったこともあるそうな!)を演ったり、一番多いのがイタリア人(もともとイタリア移民の子だとか)……という事は、今回のフランス人役はなかなか珍しいのかも?

1930年からリストがあるので、初期のタイトルを読んでもほとんど分からない映画やドラマがかなりありますが、『アイ・ラヴ・ルーシー』以降は大量のお馴染みのドラマにやっぱり沢山出演してらっしゃいます。確かに一度見たら忘れられない風貌──でも、今回のエピソードを見るまで名前を知らない人でした……。

全然お父さんとは似ても似つかない3人の娘のうち、ダニエル・オーブリーはやっぱり3人娘が登場した前回のクリスマスものにも出演。やっぱり色々なドラマに出演していて、少なくともリストは2006年まであります。BS海外ドラマもので、何年か前に放映されていた『チャームド』に年をとった妖精の役で出演したこともあるとか。

久〜しぶりにおっちょこちょいで、きれいな娘っ子に滅法弱いカービーのカービーたるカービーっぷりが炸裂(笑)しておりました──ご機嫌で陽気で本能のままに(?)ストーキングした挙げ句、窓を破って転げ落ち、ロープでふん縛られて吊るされても全然ヘイッチャラでまったくめげないどころか、吊るされたままなお彼女を口説こうとする懲りないカービー、なかなか好きです……100歳にはとても見えません。

それにひきかえ、上陸前にはお気楽曹長だったヘンリーさん、ホントに全く別人のように超カタブツな親玉になりましたね〜。軽く腕を組む事さえせず、珍しくカーターが両手に花状態で歩く後ろ姿が何だかとっても妙な景色でした。

今回はアンソニー・クイン主演の『サンタ・ビットリアの秘密(独軍からいかにブドー酒を守りぬくか! 巨匠クレイマー快心のレジスタンス映画)/1969』を思い出させるエピソードでしたが、コンバットの方が先だったんですね──こういう事がWW2当時、実際にけっこうあちこちであったんだろうなあと。

ヘンリーさんを何とか説得して、仕切り直しの「ほんの小一時間のパーティー」みんな、さぞかし楽しんだ事でしょう。たまにはこういう事もなくっちゃいけませんよね……良かったね、カービー!
19:32 | コンバット!4 | comments(4) | trackbacks(0)| - |
カービーを描いてみたけれど……


前から描きたいと思って何度か試してはいたのですが、カービーは顔が整い過ぎてて、ケーリーみたい(ほとんど一筆書き……笑)に描くのはとってもムズカシイ〜!──で、いつもこりゃ駄目だと途中でボツ。今回少しはカービーっぽい感じが出たかな? とアップしてみました……う〜ん、ビミョーなんですが、疲れてるカービーということで。
06:34 | コンバット!4 | comments(8) | trackbacks(0)| - |
コンバット!第88話『特派員救出』
071027──88/特派員救出/Dateline/650223/23-S3(070)
リチャード・L・ニューヘイファー/サットン・ローリイ/ダン・デュリア(バートン)ヘンリー・ベックマン(ミューラー少佐)

大きさに違いはあれど、軍曹前々回に続いて穴の中をカンテラ持ってゴソゴソと……ヘンリーさんとは確かに違う景色の中、です。さあ、今日もまたまた脱走だ〜!

360°完全に包囲されて(これはなかなか珍しかった)おあつらえ向きに捕まってましたが、身ぐるみ剥がされ(でもないけれど)何となくスゴスゴといった雰囲気で歩いている分隊を見て「おや」と思ったのは、サンダースだけがシャツの裾をズボンから出してましたね──当時としてはなかなか珍しいのでは?……理由は色々推測出来ますが、まあヴィクさんがすぐれて現代的な感覚の持ち主なのであるという事にしておきたいと思います(笑)

出て来た瞬間にもうすでにでっかいバンソーコーをおでこに貼っていたカービー、こういうのも負傷リストに入ってるんでしょうか?……今度よく確かめて見てみよう。

ゲストの有名な特派員バートンを演ったすごく見覚えのある顔、ダン・デュリア(1907.01.23〜1968.06.07)は『38/老兵は死なない』のエディ・アルバート(1906.04.22〜2005.05.26)とほとんど同世代……そんなに年が行ってるようには見えなかったんですが、逃げるのも走るのもやたらと嫌がっていたのはホントの所、無理はないのかと変に納得してしまいそう──サンダースに「足が折れようがどうしようが突っ走れ」なんて、無茶苦茶な事を言われたり、結構きつい撮影だったのではと思ってしまいました。後一つ『148/戦場のジャズメン』にも登場しますが、その一年後に亡くなっていらっしゃるもので……。1941〜68とそんなに長くない活動期間にしては、出演リストはかなり長いです。

バートンにモルヒネを打ってあげたりしていたミューラー少佐のヘンリー・ベックマン(1921.11.26〜)もこれまたリストの長〜い人ですが、コンバットにはこのエピソードだけですが、有名な数々のドラマに複数回の出演はもちろん、変わり種の『保安官ニコルス』や『略奪された百人の花嫁』(これには14エピソードも……見ていたのに全く記憶がない)比較的新しいモノでは『Xファイル』などにも出ています。デビュー間もない頃には、クレジットされていないけれど、マリリン・モンローの『ナイアガラ』などにも出ている模様。なかなか興味深い(笑)リストでした。

脱走にトンネルと言えば、これはもうストーブの下は定番ですが、あっさり行き止まり……。で、絶対にあきらめないサンダースが(探すのに疲れてもうあかん、とのんびりタバコをふかしていたカービーのおかげにしておこう)見つけたもう一つの穴、これがあまりにも斬新と言うか不思議だったのは、側面の壁の向こうがいきなり地中だったという──この馬小屋(多分)は奥の方が、崖にでもめり込んで埋まっているのか、それともぴたりとくっついているのか??──どういう造りになっていたんだろうとヒジョーに疑問です……う〜んんん、謎だなあ。

今回は最後の方で、心が通ったように見えたバートンが新しく書きたいものが出来たと言った記事、"兵隊について"はいつか送られて来たのでしょうか?──かつて、傍若無人な女性ジャーナリストの記事を読んで「まだまだ分かってないな」とつぶやいたサンダースの元に……。
19:22 | コンバット!4 | comments(9) | trackbacks(0)| - |
コンバット!第87話『荒わしと歩く』
071020──87/荒わしと歩く/A Walk With An Eagle/650302/24-S3(082)
ロッド・ピーターソン/ジョン・ペイサー/リー・フィリップス(ロバート・カルドウェル少佐)

今回のゲスト、100万ドル(当時だと3億6千万円……)の男を演ったリー・フィリップス(1927.01.10〜1999.03.03)という人は見覚えがあるようなないような顔でしたが、imdbでは俳優よりも監督(主にTVドラマ)としてのリストが上にあってなおかつ俳優としてのリストも結構色々あり、監督と俳優を掛け持ちして活躍していた生粋のTV人という感じです。こういう人ってわりといそうです。あの『一枚のレコード』や『洞窟の六時間』のアルフ・ジェリンとか……え〜っと、他にもいた気がするんですがちょっと思い出せません(笑)

空軍の英雄で、絹のスカーフを巻き(絹のスカーフである理由を初めて聞き、単なるキザなどではなくこれでなくてはならない必然性に、なるほど〜といたく感心しました)やたらあれこれ命令する荒鷲氏に、地上と空中の戦い方の違いを話したリック・ジェイソンは、WW2では陸軍航空部隊に所属していたそうな。リックさん、絹のスカーフがホントに滅茶滅茶似合いそうです。

この前、蠅取り紙作戦でとても意外に感じていたカーターの怪我は『141/助けを呼ぶ声』『145/再会』と後2回、全部で4回ある模様。34回のカービーや57回の軍曹(はしょられた気絶あり、山男に殴られた傷も入っていたり……笑)と比べればほとんど無傷みたいなモノかも知れませんが。

今回もリトル・ジョンの誕生日の時と同じ、コーベル・ワイナリーという所でのロケだったせいなのか、逃げて戻ってまた逃げてと、3回も途中をはしょらずに出て来た追跡シーンはちょっと不思議な感じでした(笑)

乗り物の操縦(運転)の天才は、一度見ただけですぐ覚えてしまうのであるぞという場面では、『ホット・ロック』でカーキチのスタン・マーチが一度も操縦した事のないヘリコプターを豪快に飛ばしていたシーンを思い出したり──あ、でもスタンは見た事もないのに平気な顔してあちこちいじって飛ばしてたんだっけ……(笑)

それにしてもラスト・シーンのカーターの動きの素早かった事……脅威の回復力という事にしておこうっと。

ところで今まで何となく、も一つ面白いと思いにくかった(このシリーズって、SFである必然性があまり感じられないなあ〜とか、レギュラーの目張りがキツイなあとか、エイリアンや宇宙怪獣がいくら何でもこれかい、とかetc,etc,etc……)んですが、今回『スター・トレック/タロス星の幻怪人(前・後編)』はなかなかでした。さすが2週に渡っただけのことはあって、現実と幻覚という人間の意識の問題をテーマにして、こういう切り口で見せてくれたのが面白かったです。

話はまたまた変わるけど、イギリスものの『悪魔の異形/Hammer House of Horror』を久しぶりにまた見たくなりました。古い海外ドラマには13話とか25話ぐらいしか作られてない面白いドラマがかなりいっぱいあるんですよね……土曜深夜の3本目はそういうシリーズを放映してほしいものだなあ〜と思う今日この頃。

追伸。『七日間の休暇』など、Youtubeでコンバットやヴィク・モローのクリップを大量にアップしていた方が、ちょっと見ない間にアカウントが停止となっていました。最近色々話題になっている著作権の問題やら何やらがあるのかも知れません……で、Youtubeのリンクの中にクリックしても見られなくなってしまったモノがいくつかありますので、ご了承下さい。
06:24 | コンバット!4 | comments(2) | trackbacks(0)| - |
コンバット!第86話『目の前の敵』
071013──86/目の前の敵/More Than A Soldier/650126/19-S3(088)
シリル・ヘンドリクス/バーナード・マクヴィティ/トミー・サンズ(ジム・バリー/ケアリー)ロン・ソブル(ドイツ軍曹)

今回のエピソードは洞窟(閉じ込められ)モノ、梁の下敷き(ただしドイツ兵)モノ、初めて前線に出て来た新兵、セラピストとして力量を発揮するサンダース、そしてもちろん魅力的な長い睫毛の影&多彩な表情のアップetc,etc……(笑)と色々な要素が複合されておりました。

最初の方では軍曹に「人なんか殺したくない」と言ったりして、全然援護しなかったトミー・サンズ(1937.08.27〜)って、風貌がボビー・ライデルやフランキー・アヴァロンと妙に共通するものがあるなあ──まあ、ヤンキーのあんちゃん風であるっていうのか……と思ったら、この人も本業は歌手らしいですね。50〜60年代のアイドルっぽい(?)歌手って、みんなあんな雰囲気だったということなんでしょうか、やはり時代が求める流行りの風貌──細面で不良少年風で、大体眼がかわいい(笑)──らしきモノが垣間見られて、今見る面白い要素としてそういう楽しさもありますね〜。

ナンシー・シナトラ(1940.06.08〜)の最初の旦那さんでもあったらしいです……。ウェブでちょこちょこ検索していたら「水で薄めたエルヴィス」なんて表現も見かけました……ヒドい言い様ですが、すご〜くイメージが分かりやすいなあ(笑)

珍しくサンダースではなかった梁の下敷きドイツ軍曹、この長〜いちょっとばかり陰険風な顔、何だかんだ見覚えがあるぞ〜と思ったロン・ソブル(1932.03.28〜2002.05.02)は後一つ『136/18対4』にも出演。この人も数々の有名なドラマに多数出演してらっしゃいます。コンバットの直後に『The Monroes』というドラマにレギュラーとして26話全部、出ているらしいんですが、このドラマは全然分かりません……。

対等な立場での敵とは戦うが、身動き出来ない相手を見殺しには出来ない、兵隊である前に人間である事を忘れるなというサンダースの台詞が今回のエピソード・タイトルなんですね。

初めて前線に出て来て、最初は「撃て撃て」と言われ敵を撃ち、逃げた洞窟に閉じ込められ、今度は敵を「助けろ」と言われる……あまりにも色々な事がいっぺんに起こり過ぎ、若者には混乱しても無理はない状況でしたが、最後、怪我をしたサンダースの所に来た時にはもうこなれた雰囲気になってました──こうして若者は一瞬にして兵隊になって行く──ホントは若いはずなのにもうすっかり古参兵に見えるカービーがもうすぐ言う台詞「あたしゃもうじき百歳だよ」というのが、とってもリアルな言葉に感じます。

ところで『ヒッチコック劇場』が終わってしまったのは残念ですが……この日の『スター・トレック/タロス星の幻怪人(前編)』には『34/もう敵ではない』のレナード・ニモイは当然として、『58/反撃への道』のマラチ・スローンや『04/わが心との戦い』のジェフリー・ハンターが出て来たりしているのと、何故か明らかに普段とは違う謎の行動をとっているミスター・スポックの真意は!?……と実に興味津々で、いい加減に見ているいつもとは違って、実に後編が楽しみです(笑)
17:26 | コンバット!4 | comments(12) | trackbacks(0)| - |
コンバット!第85話『ジープ特攻隊』
071006──85/ジープ特攻隊/Vendetta/640922/2-S3(069)
ロン・ビショップ&ウェルズ・ルート/ジョン・ペイサー/テリー・サヴァラス(カプサリス大佐)エイサン・カラス(ホット・ドッグ)

コジャックとほとんど印象の変わらない貫禄たっぷりテリー・サヴァラス(1922.01.21〜1994.01.22)本名(多分)のミドルネーム、アリストテレスを使って堂々の登場。次に登場するのは『144/もう帰ってこない』随分と違う役柄の模様です。

カービーと気の合った様子だったホット・ドッグさん、エイサン・カラス(1930.09.15〜)もギリシア生まれの俳優(と言うより元々はダンサーだった模様)らしいですね。もう一つだいぶ前のハンス・グデガストもの『29/姿なき狙撃兵』に出てたらしいんですが、どの役だったんでしょう?──こういう所はホントに凝ってますよね〜。

イギリス連隊に所属しているギリシア兵ということですが、ほとんどゲリラ部隊にしか見えませんでした。最後も本隊に戻ろうとせず、大佐の遺志をついでこのまま闘うって!?……はぐれジープ特攻隊、これだけで映画になっちゃいそうなユニークな方々です。

サンダースはジョーンズ大尉に巻き込まれ、ヘンリーはカプサリス(コレで合ってたかどうか?)大佐に巻き込まれ、いつもいつもお疲れ様です……まあ、嫌がる相手を無理矢理巻き込むことも多々あるし(笑)

さて、まだ第1回を観ただけの『BBC地球伝説/サハラの旅』ですが、マイケル・ペイリンの声=ナレーションをカービーじゃなくて羽佐間さんが演ってらっしゃいました〜!

これなら青野さんじゃなくても大喜び(笑)だし、最初の方の海岸でサッカーをやるシーンではバッタリと転んだ後凄い勢いで起き上がって「ボールはどこだっ、ボールはどこだっ」と探す身体のやたらと素早いけれど妙にカクカクとした動きがまさに『モンティ・パイソン』そのまんまで大喜び。57歳であれだけ動けるマイケルさん、早く後の三回を観たい〜!
13:30 | コンバット!4 | comments(5) | trackbacks(0)| - |
コンバット!第84話『岩の上の敵』
070929──84/岩の上の敵/The Long Wait/650309/25-S3(089)
エドワード・J・ラクソ/ジョン・ペイサー/テリー・カーター(アーチー)フレッチャー・フィスト(カーソン)エド・ティアニー

アフリカ系の兵隊、初めて登場しました、しかもこのエピソードが唯一らしい──おまけにテリー・カーター(1928.12.16〜)って、この顔=田中さんの声の記憶が強〜くあるんだもの(笑)……と思ったら最初のTV朝日版『マクロード警部』ではやっぱり田中信夫さんがしっかりやってらっしゃいました(この時のマクロードの声が羽佐間道夫さんだし)いや〜楽しい楽しい。

ドイツ兵が圧倒的に有利な場所に陣取り、サンダース達がほとんど身動きとれない状態は『人間の生命』を思い出します。色々試しても上手く行かず、軍曹が正面から突っ込むところなんかも似たシチュエーションで……。

四人並んだドイツ兵の一番右の指揮をとっていた人はあのハンターの部下だった、まるまる軍服パッツンパッツン氏、でしたね〜。この人は特徴が分かりやすいのでさすがに私でも見分けられる(笑)けど、これが最後の出演らしいのがちょっとお名残惜しい気分です。

最後と言えば、顔が包帯で被われて全然誰だか分からなかったじゃないか〜、結構台詞はあったけど……のフレッチャー・フィストもこのエピソードがラストだそうです。

ドイツ兵の左から二人めの人は、ヤケにあどけない、ちょっとビリーを思い出させるようなアイドル系の顔立ちでしたが、ドイツ兵の役では珍しいタイプだなと。

感情と計算のことで、軍曹にかなり噛みついていた運転手のアーチーも、いても立ってもいられない様子で軍曹を助けに行き、戦車も間に合い(この戦車はさんざん待たせた挙げ句パッと来てズドンと1発撃ってまたパッと帰って行くまるで月光仮面のおじさんのような……笑)最後にサンダースに「よく来てくれたな」と言われた時にすご〜くいい笑顔で「あれは、間違いでした。計算は苦手なんです」なんて、なかなか気が利いてます。

そしてトラックが走って行くシーン、あの景色はあまりにも見覚えがありました──全く同じフィルムの使いまわし?──まあ、あの道の景色は好きなので、何度見ても安堵感と開放感で気持ちはいいです、とっても。
04:38 | コンバット!4 | comments(0) | trackbacks(0)| - |
コンバット!第83話『静かなる戦い』
070922──83/静かなる戦い/The Enemy/650105/16-S3(080)
脚色エドワード・J・ラクソ&原案スティーヴ・フィッシャー/ジョン・ペイサー/ロバート・デュヴァル(カール)アンナ・リー(尼僧)

冒頭から息詰まるサスペンスフルなエピソード──ほぼリック・ジェイスンとの二人芝居で、ついに出ましたロバート・デュヴァル(1931.01.05〜)──さすがの存在感ですね。でも、この時まだ33、4歳なのに既にとってもおでこが広〜い……。『アラバマ物語』からそんなに時間が経ってないとは思えないほど、ヴェテランの香りがします。

また役所の爆薬専門家(エキスパートとかスペシャリスト)というのが似合ってます、頭は無闇に切れそうだし心理的な駆け引きにも長けている、もっとも自分で自分の事を「最も有能な兵隊」などとおっしゃっていた、その自惚れが結果的には墓穴を掘ったんでしょうか?──後二つの『141/助けを呼ぶ声』『152/さらば戦場』ではどんな役か、楽しみです。

やっぱり一番有名なのが『ゴッドファーザー』シリーズなんでしょうが、他にも印象的な映画がどっさりあるし、現時点で2009年公開予定の映画『The Last Full Measure/ブルース・ウィリス&モーガン・フリーマン&ローレンス・フィッシュバーン&アンディ・ガルシア等々』までリストがあるのだからその活躍ぶりはヒジョーに素晴らしいです。

去年TVで見た『ウォルター少年と、夏の休日/2003』と『潮風とベーコンサンドとヘミングウェイ/1993』どちらもジイさん二人組大活躍の(痛快でしかもしみじみともするような)話でしたが、片方が自由奔放、片方は生真面目で堅物と全く対照的な役柄だったのも面白かったけれど、2003年の方がすこぶる元気で若く見えたっていうのが……何ともはや恐るべき役者です(笑)──個人的なお気に入りは『ヘンリエッタに降る星』の山師だったり。他に、あんまり昔に見たのでかなり忘れている、バーナード・マラマッド原作『汚れた白球』の映画化『ナチュラル/ロバート・レッドフォード主演』にも出てたんですね〜、全然覚えてません……。

尼さんのアンナ・リー(1913.01.02〜2004.05.14)さん、上品で奇麗な女優さんだなと思いながら見ていましたが、1932年から1997年まで、リストも息も長〜く活躍してらっしゃいます。コンバットはこれだけですが『わが谷は緑なりき』『 何がジェーンに起ったか?』『サウンド・オブ・ミュージック』などなど、知らないうちに見ていたモノがいっぱいありました。

始まってすぐにヤラれてしまった二人のドイツ兵の一人め、顔がほとんど分からなかったカート・ランデンは これまでに『09/脱出の道なし』『12/ニセ大佐がんばる』『31/また、一人減った』『40/地下室の分隊』そしてこれから『88/特派員救出』『106/連合特攻隊』『116/敵がその中にいる』『132/銃口の前で』『146/恥知らず』『152/さらば戦場』と11エピソードに出演。

もう一人、ロバート・デュヴァルに話しかけていた兵隊のジャード・レイン(でいいのか?)は今回が初めての登場で後5エピソード『94/名もない者の悲しみ』『97/戦場をかける』『113/敵スパイ潜入』『136/18対4』『139/親友決裂』に登場するようです。
00:30 | コンバット!4 | comments(11) | trackbacks(0)| - |
コンバット!第82話『塔の上』
070915──82/塔の上/The Steeple/650209/21-S3(087)
ドン・テイト/ジョン・ペイサー/デヴィッド・シャイナー(ライデル大尉)ロバート・コーンスウェイト(プリラー大尉)ジーン・デル・ヴァル(ボマー神父)

※俳優名と役名に間違いがありましたので訂正しました。onepukapukaさん、有り難うございます。070921※

日本でのオリジナル放映順には、どこか共通した要素のあるエピソードを連続させるという特徴があるようだなあと以前から時々感じてました。舞台は全く違うけれど、先週も今週もサンダースがドイツ兵の振り(格好)をして切り抜けるというか欺くという共通項がありました──しかし、ホントにあんまり似合いませんね〜、帽子も軍服も……軍曹(笑)

もう一つは今回はじめてサンダースの事を「心理学者だな」という台詞が登場してましたが、エリートの空挺部隊の大尉を、しゃきっとさせるためとはいえ一歩間違えたら軍法会議ものの痛烈な言葉(よくそんなやわな根性で、とか色々)で叱りつけてましたね〜。こうなると凄腕セラピストをはるか超えて激烈なショック療法士みたいな……。

幸いクレバーだったのですぐしゃきっとした大尉、暗闇に黒塗りの顔で、眼ばかりがギョロギョロ光り、かなり顔が長いという以外どんな顔してるのか最後まで分かりませんでしたが、デヴィッド・シャイナー(1928.01.13〜)さんはやはり色々なドラマや映画に出ていらっしゃる方でした。コンバットでは後一つ『151/復讐を心に』でガラリと変わってドイツ軍の親衛隊の少佐役で登場するようです。

ところで神父が鐘を鳴らした時のケーリーやカービーの苦しみようが凄まじく、ちょっと呆然とするぐらいでした。そりゃあ耳をつんざくような凄い大音響ではありましょうが……。

いいブーツというのも、コンバットでは重要なアイテムですね。『ハダシの二等兵』では何となく別人格(笑)のサンダースが執着し、『生きる』ではケリーが結果的に命を落とす原因になり、今回も眼をつけたばっかりにハンスがあまりにもおあつらえ向きにやって来て、軍曹にグサリとやられるハメになり──アメリカ兵でもドイツ兵でも、歩兵にとってはブーツは途轍もなく大事ってことが実によ〜く分かります。

第1話から出演して来て、今回で4度目の登場、神父のジーン・デル・ヴァル(1891.11.17〜1975.03.13)は後一つ『116/敵がその中にいる』にもまたまた神父役の模様。この名前もすっかり覚えてしまったものの一つです。コンバットを見てなかったら多分ずっと知らないままだったはず……。

今回は無言で口の動き(bayonet!)だけで銃剣を借りてました、軍曹──どうもケーリーから拝借する率がかなり高いような。

最後、「豪華なお城や宮殿に住んでスコッチ飲み放題、だけど朝から猛訓練」の空挺部隊へのお誘いをニコニコと辞退した三人が、大尉を乗せたジープが去った後の道端にヨッコラショといった雰囲気でしゃがみ込んだ姿に思わず「お疲れさま〜」と声をかけてしまいそうでした……。

ドイツ軍の大尉がロバート・コーンスウェイト(1917.04.28〜2006.07.20)さんでした。去年亡くなったばかりの息の長い俳優だった模様。例によって有名どころのドラマには軒並み出演していますが、注目したのはトム・スケリット主演の『ピケット・フェンシズ』に11エピソードも出ていたらしい(う〜ん、あんまり見覚えがないのは見てないからか忘れているのかどっちだろう……?)ということでした。

ブーツに眼をつけたばっかりに軍曹にヤラレてしまったハンスのスティーヴ・ランダー(1940.04.28〜)はこれまでに『62/だが明日は来る』『59/逆転』にも出ていたらしいのに、気づきませんでした。

ところで、ブーツを手に入れるためにハンスが四苦八苦していると思って、それを見ながら4、5人のドイツ兵たちが笑っていましたが、その中の真ん中にいた濃ゆい下がり眉毛の兵隊はウォルト・デイヴィスでいいのでしょうか?……ちょっとまだくっきり把握出来てないのですが。

デッカー軍曹(多分、「ハンス! ハンス!」と大声で呼んでいた人ですね)のホルスト・エヴァーズバーグ(1935.05.08〜)はこれまでに『36/遠い道(前編)』『42/洞窟の六時間』『68(67)/誰が死なせたか』『70(69)/重い袋』と出て来て、これからも『97/戦場をかける』『111/敵中不時着陸』『139/親友決裂』『138/みなしご達』『141/助けを呼ぶ声』『146/恥知らず』と、11エピソードにも出演している人でした。ちゃんと気づかないまま来て、何か申し訳ない(笑)気分……。

少年を演じたPat Michenaud(読み方が分かりません……ミシュノード?)は『102/目的地ー9番地』にも登場。

この直後の『スター・トレック』には大人のお色気たっぷりなアントワネット・バウワーさんが登場。いたいけな若いお嬢さんよりこっちの方がはるかに似合う方ですね〜。やっぱりコンバットではつくづくミス・キャストだったなと改めて思った次第。前からちょっと思ってたんですがアントワネットさん、ナチスの女将校なんか演ったら凄〜く似合う気がする……とてもするなあ!

さてまたまた余談ですが、コンバット撮影時のスナップをたくさん撮っていたアール・パーカーの写真が見られるサイトで、今まで全部の写真を見た事がなかったんですが、先日久しぶりに見てたまたま1975年をクリックしたら、これが『ポリス・ストーリー』のスナップでした。これがまたまた驚いたというか笑っちゃうというか、このシリーズで一番お気に入りだった俳優のデヴィッド・グロウが出ているエピソードのスナップだったんです〜!──何しろ、この名前を知ってる人にまだ会った事がないぐらいの人なので、リンク貼っちゃいます──名前は知らなくても、この顔は見た事あるっていう人いないかなあ?……と。

まずはこれ→左から二人めです。

もう一枚→一番右(車に乗っている)です。

まあ、単にそれだけなんですが(笑)……何かまたまたうれしい偶然に遭遇したもので、ちょっと喜んでしまったのでした。
01:47 | コンバット!4 | comments(6) | trackbacks(0)| - |