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コンバット!第140話『でっかい札束』
081205──140/でっかい札束/The Bankroll/661213/S5-13(134)
シリル・ヘンドリクス/ジョージ・フェナディ/ジェイムズ・ステイシー(ファーレイ)バック・テイラー(ジートルマン)ルイス・エリアス(ルー)ボー・ヴァンデン・エッカー(バーでカービーに起きられんぞと言ってた人)マイク・マスターズ(ポーカープレイヤー)デヴィッド・アームストロング(ポーカープレイヤー)ウィリアム・ブライアント(マッコール)マイク・ファレル(軍医)

んんん、昔のお調子者に戻ったのか、もしや?……と思わせる幕開け、賑やかなバーで、10杯のビールを一気に呑めたら10ドルという賭けらしく、眼ん玉ひんむいて凄い勢いで飲み干して勝ち、仲間から巻き上げているやけにご機嫌なムッシュ・カービー、ワインを振るまい美人を見つけフニャフニャの顔してフルネームを名乗ってる……と思ったらいきなり任務の画面、二日酔いの寝ぼけ顔で少尉に呼ばれ我に返り、ジートルマンに心配されながらも何とか仕事を終えました。

そして多分次の日、任務前のひととき、ポーカーをしている兵隊たち。一人抜けた後誰か入らないかと声をかけられ、ウズウズして入りたくてたまらないらしいカービー、どうやら文無しらしくカーター、ケーリー、リトルジョンに借金を頼むけど全然相手にしてもらえず、手紙を書いてるジートルマンにカモばかりで俺がやれば絶対儲かる、儲けは山分けにするからと必死に説得、30ドルを借りいざ勝負。

カービーってそんなにポーカー強かったとは知らなんだ〜、凄い勢いでどんどん勝ちつづけ、完全に一人勝ち状態、ザックザクとお金が寄って来て二人でにっこにこ、ついにその場を仕切っていたファーレイは手形を書きはじめ、さあ任務に出発の声がかかってお開きになるまでに、現金だけでも1600ドル、ファーレイの手形は800ドル──何と30ドルの元手が一挙に80倍も跳ね上がる大儲け!──そんな大金触った事がないと大興奮、ハイテンションのまま出発です。

このポーカーの場面で、画面向かって右にファーレイ役ゲストのジェイムズ・ステイシー(1936.12.23〜)、その右隣、正面のルーことルイス・エリアス(1933.11.21〜)は実際の兄弟だとimdbに表記されていて、ええ〜っと驚きました。

全部で7エピソード出ていて、特に最近コーコラン、アダムスだったので、名前を覚えていたルイス・エリアスと、今回ゲストでクレジットされているこズルい色悪イカサマ師風のジェイムズ・ステイシー。何か全然似てないし、待遇が随分違うけど、まるで他人のような顔して(って当たり前ですが……笑)同じシーンに共演している兄弟って、コンバットでは初めてにして唯一の出来事ではないでしょうか?──妙に楽しい気分です。しかも今回が最後の登場だったルイス・エリアスは今までみたいにすぐにあっさりとやられたりせず、初っ端のビール一気飲みシーンからカービーの隣にいて楽しそうにヤイヤイやっていたしポーカーにも参加、その後、街に着いて少し経ってヘンリーに先頭を命じられ、敵に撃たれてしまうまでけっこう長い時間出てました……のでちょっと良かったかなと思ったり。

それにしてもジェイムズ・ステイシーは私生活は波瀾万丈というか凄絶というか……離婚した相手がコニー・スティーヴンスとキム・ダービーってのは何か妙になるほど〜(笑)って感じですが、バイクの交通事故で左腕と左脚を失ったり、小児虐待で逮捕された後ハワイへ逃亡して、370mの崖から飛び降りようとして14m下の崖のヘリに引っ掛かり失敗、結局6年服役したとか。これまでにも犯罪に巻き込まれたり波瀾万丈の人は他にもいましたが、ここまでの人は珍しい気が。

ジートルマンのバック・テイラー(1938.05.13〜)は『いちばんつらい日』で高校のフットボールのヒーローだった坊やで結果的にPTSDに陥ってしまってましたが、2度目の登場では、けっこうこなれた兵隊でありながらも真面目で気のいい男、しかも儲けたお金の使い道でカービーに影響をもたらすというなかなかの役所でした。コンバットではそんなに目立っているというわけではないけれど沢山のドラマや映画に出ていて今も現役バリバリ、2009、2010と撮影前撮影中が4本もあります。2012、2013も『The Big Valley』『Palominas』『The Hard Ride』と3本。年を取ってからの写真をimdbで見ると、ああこの人けっこう見たコトがあると分かりましたが、ジートルマンと同じ人というのが何か不思議な気分(笑)

冒頭シーンでカービーに「明日、起きられんぞ〜」と言ってた個人的に妙にお気に入りのボー・ヴァンデン・エッカー(1930.11.25〜2007.05.09)はまだこれから『墓の中』『火の玉特急』『復讐を心に』と出て来るので楽しみです。最後にちょっとだけ登場の軍医、マイク・ファレル(1939.02.06〜)はBS2でだいぶ前に放映されてた『プロヴィデンス』の主人公の父親役がけっこう印象に残っているんですが、若い頃ってちょっと間抜けっぽい(笑)顔してたんですね〜、この人はある程度年取ってからの方が魅力的な感じ。

最後は空手形男ファーレイからあるだけ回収し、重傷を負ったジートルマンに自分の儲けも全部渡して、目撃していたカーターに誰かに言ったら歯をへし折ってやると口止めして、仲良くビールを飲みに。

コンバットを見たの、3年以上ぶりぐらいなのにまったく久しぶり感がなかったのが不思議です。それにしても冒頭のカービーを見ていたら、ついついアンソニー・ディノッゾを思い出してしまう……とは言え、ディノッゾはもうちょっとスリムな方がいいとは思います。ジャック・ホーガンっていつ見てもいい顔だなあ〜とつくづく思いました。
19:15 | コンバット!6 | comments(6) | trackbacks(0)| - |
コンバット!第139話『親友決裂』
081128──139/親友決裂/Conflict/661129/S5-11(132)
エスター&ボブ・ミッチェル/ジョージ・フェナディ/ウィリアム・ブライアント(マッコール)トム・ペース(やっと取っ捕まえた捕虜?)カール・サドラー(機関銃手)ジャード・レイン(最初の歩哨)

しょっぱな、烈しい夜間砲撃、雷鳴と稲妻、そして土砂降りの雨の中を随分久しぶりに見たずぶ濡れのレインコート(軍曹とリトルジョンは雨がっぱと言った方が正解?)姿で本部の側の農家の納屋らしき所へ戻って来た分隊の面々。いつもは温厚なリトルジョンが開口一番「俺の寝る場所をびちゃびちゃにするな!」とキツい口調でカーターに文句を言っている……なんかとっても珍しいシーンです。

ドアを閉め、カンテラとタバコに火をつけ、ケーリーからタバコをもらえなかったマッコールにぽ〜んと1本放り投げながら、少尉に報告するために2人やられた状況を訊くサンダース。マッコールはよく分からず、リトルジョンは右翼にいたはずのケーリーが肝心な時にへたばっていたと責め、ケーリーは機関銃に狙い撃ちされていたんだと言い……みんなひどく気が立ってます。

報告に行ったサンダースのコトバで分かったのは、もう三日も寝ていないキツい任務を終えたばかりで、上陸以来の仲間がつかみ合いするほど、みんな疲れ果て苛立ち使い物にならない……という状況ですが、では帰って休ませてもらいますと立ち去ろうとする軍曹にヘンリーは間髪入れずに捕虜がどうしても必要だと新たな任務を命じます。これにはさすがの軍曹も、強く断りますが、結局は受け入れるしかない、んですよね……いつものコトながら。

比較的元気なカーターがみんなに何か食べないともたないと言っても、グッタリしきっている面々はほとんどまともに反応せず少しでも休みたい様子。そんな所へ帰って来て、すぐに出発と軍曹。愕然としつつも従うしかないので疲れ切った重い身体にムチうって立ち上がり出発。

しばらく歩いて歩哨を見つけ、後ろから回って捕まえてみろと軍曹に言われたケーリー、いつもだったらなんなく出来そうな事が躓いて音を立て相手に気づかれ撃ってしまい、リトルジョンはイヤミを言い……とにかく先へ進むしかない中、歩いている途中で木の枝がぶつかったのがワザとだろうと今度はケーリーが飛びかかり、軍曹怒鳴って引き離し、途中の小休止でまたグダグダ言うリトルジョンに軍曹また怒り……ついにもううんざりだから転属願いを出すとまで言い出す始末。

たった一人の生きた捕虜が欲しい、これがバッタリ敵に出会してしまうと銃撃戦になるしかないので実にまったく難しいもんなんですね──今度はリトルジョンが敵の最期の一人を撃ち、ケーリーが皮肉を言う番(笑)になり、また軍曹に怒られるワケで……。

それにしても雨がやんだと言っていた直後にはみんな着ていたレインコートが、歩いている内にいつのまにか空中に溶けたみたいに忽然と掻き消えていたのは何故なのか、みんな一体どこにしまったのでしょうか?──やっぱり軍曹はジャンパーの内ポケットなのかな〜(笑)

頭に血が登ってカッカとキている奴らには、もっとそれ以上に烈しく怒ってみせるのがヒジョーに効果的だと以前に聞いた事がありますが、今日のカーターはまさにそれを見事なまでに証明してくれましたね。ふだんほとんど見せないキッツ〜い怒り方で、より一層効果抜群、毒気を抜かれたように急にしゅんと別人みたいにおとなしくなって「カーター、そんなに怒るなよ」なんて言ってるリトルジョンが妙におかしかったんですが……カーターのセリフの中でどうしても一つだけ、「クロッコイダ野郎!」としか聞こえなかった、リトルジョンへのコトバがやけに気になって(笑)なりません。あれ、ホントは何と言ってたんでしょうか?

マッコール(今日はとっても大人な雰囲気)だけを連れて民家のそばまで行き、2対大勢の銃撃戦になってしまった軍曹、またまた太腿を負傷。自分でベルトで止血するのは初めて見た気が……きっとミルズの影響(笑)だなと思いたくてしょうがないわたくしですが、リトルジョンとケーリーを呼びにマッコールを行かせるも彼までも腕を負傷。サンダースもついに失神。

ここまで来てやっとふだんに戻ったケーリー&リトルジョン、協力してお互いを援護しながら敵を倒して行きますが、一通り撃ち合いが終わって辺りが静かになっても、用心深く見ていると何やら茂みがガサガサと揺れているのを目撃──挟み撃ちにして捕まえてみるとその顔は、最近やたらとよく登場するトム・ペースでした……。これで本来の任務、"捕虜を一人捕まえる"も完了。

入院するとこんなにきれいにしてもらえるんでしょうか、髪の毛もウソみたいにすっきり整い、どっこも汚れていないピカピカの顔した軍曹の、最初はニコリともせず「転属願いは出したぞ。お前も出した。……が、評判が悪くてどこも引き取り手がない。残念だが元のままだ」この時の表情が実に楽しく、やっぱりサンダースの笑顔で終わるエンディングはいいですね〜。何かとってもホッとします(笑)ホントに。
05:00 | コンバット!6 | comments(7) | trackbacks(0)| - |
コンバット!第138話『みなしご達』
081121──138/みなしご達/Gulliver/661206/S5-12(133)
ウィンセルバーグ&シャピロ&脚色プレイドン&フレデリック/ヴィク・モロー/ステファン・アーングリム(アンリ)ヴィッキー・マルキン(クリスティーナ)ジェレミー・ポール・アンドレ(マルセル)ドン・アントニイ・ファブリス(ジョン)ポール・ブッシュ(コルチェック軍曹)サッシャ・ハーディン(ドイツ軍少尉)アンジェロ・デ・メオ(ジープ運転手)

冒頭、珍しく空っぽ(棺も捕虜も乗ってない)のトラックを運転している軍曹と隣には眠たそうなリトルジョン。リヨンにジープを取りに行かねばならないらしいのを、「お前が行って来い」「歩いて行くんですか」ととっても気乗りのしてないリトルジョンに「身体にいいぞ」と真顔で言い、「3キロかいや5キロはある。夜になっちゃいますよ」とけっこう抵抗している彼に「朝になってもいい」ここでようやく軍曹の真意を理解したリトルジョン、急にパ〜ッと明るい笑顔に。

滅多にない軍曹の粋な計らいに気分はもうウキウキ、「マルハチマルマルまでに帰って来い。1分でも遅れたらケツッぺた(笑)ひっぱたいてやる」なんて言われても、もう聞いてないよな〜。通りがかりの車のGI達にからかわれながらもニコニコと手を振ったりなんかして、ご機嫌でジープをヒッチハイク。「リヨンはいい所だぜ。何でもある」この運転手は、『111/敵中不時着陸』でイキなラッキー・スターIII世号のプロペラを回してたアンジェロ・デ・メオの模様。全部で11エピソード出ていてこの後は『143/墓の中』『146/恥知らず』『147/怪しい兵隊』『148/戦場のジャズメン』と4つに登場。

滅多にない嬉しいコトって、やっぱり災いを呼んでしまうのか、いきなり現れたメッサーシュミットに狙い撃ちされあっという間に運転手はやられ、リトルジョンも走って逃げるけどそりゃ無理です……腹部にヒドい怪我を負い、野原から森へと朦朧としながら彷徨い歩きついには気絶。そこへやって来た小さい子供たち……。

負傷して一人森や野原を彷徨い歩くのは今まで軍曹の専売特許でしたが、今回は監督にまわりました──さすがにやり尽くしたからか、というより確かにガリヴァーは大男じゃないとね……感じが出ません。最初はリック・ジェイソンが出る予定だったのをヴィク・モローがプロデューサーを説得して変えたらしいです。このエピソードが、コンバットではヴィクさんの最後の演出作品なんですね──振り返ってみると、重い作品が多いです。

気がついた時には子供たちに縛られて荷車(?)に乗せられて(見ていた時には別に疑問にも感じなかったんですが、あの4人であのでっかいリトルジョンをよく運べたもんだと今頃驚いたりしてる自分も何なんだか(笑)って、思ったりしつつ。

ワケも分からず運ばれて行く大男が連れて行かれたのは川っぷちに繋がれた廃船……爆撃で親を失った戦災孤児たちが、バラバラに引き離されたくなくてそこで暮らしていたようです。彼等は兄弟、なんですよね?

一番下のマルセル役ジェレミー・ポール・アンドレとジョン役ドン・アントニイ・ファブリースのリストはこれのみ、クリスティーナ役ヴィッキー・マルキンは『奥様は魔女』や『ヴァージニアン』を含む5つのドラマに出演と数少ない中、一番年上のアンリ役、ステファン・アーングリム(1955.12.23〜)だけが未だに色々なドラマや映画に出演している人で、ロックバンド"The Knights of The Living Dead"を率いていたミュージシャンでもあるらしいです。コンバットの2年後に出たTVシリーズ『巨人の惑星/68〜70』のバリー少年役で一番知られているらしい──このドラマ、1969年に東京12チャンネルで1シーズン分だけ放映されているとか。見た事あるかもしれないけれど、いつものごとく、ほとんど記憶喪失状態です……。

アメリカもドイツもどっちも敵だと思っているアンリは、リトルジョンをまずアメリカに売ろうと交渉するために本部のある村へ行きますが全く相手にされず、しかも爆撃まで始まり、簡単に追い払われてしまいます。しかしあきらめたりはせず、今度はドイツ側にアメリカの将校だと偽って売ろうと思いつき出かけると……そこに待っていたのは『95/長い帰りの道』以来、ほぼ一年ぶりのサディスティックなサッシー、子供を殴る事なんか何とも思わないドイツ少尉で、アンリのお金が手に入るという望みはいともあっさりと断たれてしまったばかりでなく、無理矢理、部下の軍曹を案内させられるという事態に……。

軍曹もまた、こちらは珍しく悪いポール・ブッシュさん、部下が地雷でやられてしまった後で一人船に乗り込み、不利な状況になったとみるとマルセルを楯にして切り抜けようとした所をクリスティーナに撃たれます。

確かにヒドい出血で、最初に自分でサルファ剤を振りかけただけでしばらく放置、その後クリスティーナに包帯をしてもらったとは言え、リトルジョンは最初から最後までほとんど何もなす術もなく──子供たちに、ちゃんと施設へ行け、獣みたいな暮らしをしていてはいけないと忠告はしましたが、それだけでしたね。そこまで消耗していたという事なんでしょうが……。

最後、クリスティーナ、ジョン、マルセルはもうこんな暮らしはいやだと、歩き去って行こうとしている時もまだ、頑なにドイツ兵のポケットを探っていたアンリ。彼はその後どうしたんだろう?……という終わり方でした。みんなの姿が豆粒ぐらいに小さくなって、初めて後を追いかけたのか、それとも一人あそこに残ったのか。個人的には追いかけたんじゃないかなと思いますが。いくら何でも独りぼっちは耐えられないだろう、すでにあまりにも過酷な経験をして来て、身も心もボロボロの、傷だらけなんだから……。
05:15 | コンバット!6 | comments(6) | trackbacks(0)| - |
コンバット!第137話『生と死の間』
081107──137/生と死の間/Decision/661115/S5-9(144)
原案ピーター・バリー脚色エスター&ボブ・ミッチェル ポール・プレイドン/ジョージ・フェナディ/ジェイムズ・フランシスカス(ミルズ/チャールズ・ハリス)ウィリアム・ブライアント(マッコール)モーリス・モーサック(年配のフランス人)ルイ・エリアス(アダムズ)

リスト作りで見つけた時からまだまだだいぶ先だなあと、ずっとずう〜っと待っていたジェイムズ・フランシスカス(1934.01.31〜1991.07.08)、ついに登場!──いやあワケ分かんないんですけどこの顔、昔からやたらと好きで眉、眼、鼻、口、耳、髪の毛、輪郭どこをとっても無闇にツボな(笑)一人なんです、もう……何なんでしょってぐらい。

で、いきなりですが偶然、ヴィクさんとジェイムズさんが共演している映画のクリップをYoutubeで見つけてしまいましたので、貼っちゃいます。タイトルは『The Last Shark』ではimdbで見つからず『Ultimo squalo, L'』何かイタリア映画、でも英語で喋ってるらしい──すなわち“マカロニ・ジョーズ!”(笑)二人が主演です、いやビックリしました。何が出て来るか分からないYoutube。邦題は『ジョーズ・リターンズ』で劇場未公開。TV放映のみ……もしかして見た事あるような気も?!



のっけから余談に脱線しちゃいましたが……元に戻って、テントの側にたむろしている分隊の面々、ヘンリーとサンダースが向こうのテントに入ったままなかなか出て来ないのを怪しんで「どうも気に入らねえ」と、妙にヘルメットを目深に被っているお茶目なカービー。何かまた厄介な任務に着かされそうな予感がしてしょうがなさそうな面持ちです。

一方テントでは、少尉と軍曹がロンドンやパリとはこれっぽっちも関係がない任務のお話中──敵の通信基地とレーダーを発見し、出来れば破壊するとか言ってるうちに突然の砲撃。咄嗟に二人して仲良くちゃちな机の下に潜り込んでます。外の兵隊たちも大慌てであちこちに飛び散って行きます。

そこへジープで乗りつけたミルズ。タコツボに飛び込んでしばらく凌ぎ、目ざとく負傷者を発見するやいきなり駆けつけ、ヤケに手際よく止血、サルファ剤、包帯と応急処置を施します。「動かんで、動かんで」と言ってた声は天田俊明?……っぽいけどどうでしょうか、ハッキリ分からないですが。

爆破係の到着でアダムスを先頭に任務に出発。この途中に遭遇した敵にすぐに撃たれてしまったアダムス、ルイ・エリアス(1933〜)は『130/生きている限り』のコークランだった人なんですね。後、今週の『140/でっかい札束』にもルーという役で登場するのがコンバット最後のようです。『55/歴戦の小隊長』『79/大きな蠅』『113/敵スパイ潜入』『125/孤立した分隊』と全部で7エピソードに出演。

ここでも負傷したマッコールに止血サルファ剤包帯の応急処置を手際よく施してカーターをビックリさせたミルズ、アダムスの認識票を取っただけの対応にショックを受けています。

実は医学部出身だという事が分かり、どうして爆破係なんかになったのかという、もっともなカーターの質問に、言葉を濁しどうやらワケありのような雰囲気。軍曹にミルズは医者だと伝えてましたが、最近のカーターは誰かと軍曹の仲介役みたいな状況が多いですね。ところで、この爆破係になった事情あたりは、例によってカットされてるんでしょうか?──後になって、お兄さんが亡くなって云々……という話が唐突に出て来たりしてましたから、やっぱりそうかな〜と。

通信基地とレーダーの場所は見つけたんだから本部へ帰って報告すればいいと言うミルズに、爆破するのが任務だと命令するサンダース。ホントにイヤそうに渋々作業してます。レーダーが派手にぶっ飛んで、終了。ショックを受けたようにフラフラと降りて行くミルズ。随分あっさり完了したと思ったらやっぱりまだ次がありました──捕虜になった大佐を救出せよという。

洞窟で情報をもって来るレジスタンスを待ちながら、またカーターは盛んに話しかけます。“生と死の間にあるビートを指先で感じる”という完全主義者で機械のように冷徹な名医の父親と軍曹が重なって見えるらしく、何だか恨んでいるような口調でサンダースを睨みつけたりしてますが……そいつはちょっと違うんでないかい、って感じが(笑)

自分にはその“ビート”を感じる事が出来なかった。だから、“やめた”のではなく“やりはじめなかったんだ”と告白したミルズ──医者一家で、なるのが当然と思われて育って来て、大き過ぎた親の期待が凄いプレッシャーになって(しかもお兄さんは既に亡いらしい)応えられなかったという忸怩たる思いをずっと抱えて来たらしいという事が明るみに出て来ましたが、こういう時サンダースはやっぱりしっかりビビッと二人の会話を聞いてますね〜。

情報を持って来たレジスタンスは『114/砲撃目標』以来のけっこうお馴染み、モーリス・モーサック。今、imdbを見てちょっとビックリしたのが、この人、ジェイムズ・フランシスカスがジョン・F・ケネディを演じたジャクリーン・スミス主演のTVムーヴィー『ジャクリーン・ケネディ物語/81』にも出演してたとは!……いやこれはホントに意外な発見です。

大佐を救出すべく、二台の車で運ばれる途中を待ち構えて襲撃、しかし逃げようとした大佐はドイツ将校(これがハッキリ分からなかったけれど、ウォルト・デイヴィス?)に襲われ、首を絞められて呼吸が出来ず一刻を争う危険な状態に。すぐに洞窟へ運び、軍曹が容態を聞くと“気管切開”をしなくては危ないとカーター。

おあつらえ向きに医者がいるから当然ミルズにやれとサンダースが命令すると、道具も何もないこんな所で出来るはずがないとミルズは烈しく拒否、軍曹ズバッと、誰かを殺してしまう事が恐かったからお前は逃げたんだっ、といきなり寸鉄人を刺すようにグサッとまったく容赦ございません。スパッと切り換えカーターにお前は出来るかと問い、さすがサンダースの元に長くいるカーター、出来るかどうか分からなくてもとにかく躊躇わずにやってみますと答え、道具を出して準備をはじめます。

しばらく固まっていたけれど、サンダースの荒療治がまたまたビタッと(笑)効いて、ミルズはついに意を決し、カーターからメスを引き取ったのだった……。

この大佐、『136/18対4』で捕虜の一人、瀕死のトム・ペースのお兄さんカール・シラーを演ったハンク・ブランド(1934.06.04〜2004.12.04)──だったんですね、つながってるのに全然気づいてないとはこれいかに。この人も9エピソードも出てる模様。これから『148/戦場のジャズメン』『151/復讐を心に』『152/さらば戦場』とドイツ兵になったりアメリカ兵になったり忙しいです。いくら何でもそろそろちゃんと見分けられるようにならないといかんなあ、と……。

ラスト、カーターとジープでやって来たサンダースにこれからどうするんだと聞かれたミルズ、今まで自信がなかったからすぐに上手く行かないかもしれないけれど、僕は医者になるつもりですと答えた顔は、長〜い葛藤を乗り越え、ようやく決意を固めたスッキリとした笑顔でさわやかでした。もちろん、頑張れよと言ったサンダースの笑顔も!

下の画像、以前から何度もしつこく書いていた『復讐の鬼探偵ロングストリート』で、盲導犬のパックス(この真っ白な犬、ジャーマン・シェパードだったとつい最近知ってビックリ、何の種類だろうと思ってたもので……)と一緒のとっても魅力的な笑顔のジェイムズさん(笑)です〜。いや〜、見れば見るほどいい笑顔だなあ、ホント!!

ジェイムズ・フランシスカスとパックス
20:43 | コンバット!6 | comments(3) | trackbacks(0)| - |
コンバット!第136話『18対4』
081031──136/18対4/Headcount/661101/S5-8(139)
ジェームス・メンジーズ/マイケル・キャフェー/ウィリアム・シャラート(フィッシャー少佐)ロン・ソブル(ウィルツ)レイ・ストリックリン(コーニッグ)ジャン・マーリン(ドイツ少尉)ポール・ブッシュ(捕虜)トム・ペース(クルト・シラー)ハンク・ブランド(カール・シラー)ジャード・レイン(捕虜)マイケル・マスターズ(捕虜)

神出鬼没のサンダース。油断も隙もないとはまさにこの事ですね……ドイツ兵には大迷惑。あれだけ大勢いて誰も逃げられないとは。

最初はたった二人の捕虜を4人で本部へ連れ帰るだけだったはずが、何故かわざわざ捕まった怪しいヤツも含めて、あっという間に18人にふくれ上がってしまった捕虜たち。重要な情報を持っている者と単なる捕虜とが一緒くたになっていて見分けられないからとにかく全員連れ帰らなくてはならないと負傷した少佐に言われ、引き受けたけれど……。

この、何かというと捕虜の人数を数える事にこだわっていた、途中で座ったまま息絶えた少佐、ウィリアム・シャラート(1922.07.06〜)は、ホントに昔からやたらとよく見かけた顔、なのに名前をちゃんと知らなかった人ですが、imdbのリストも無闇に長いし、しかも86歳の今も現役で、今年の9月に放映が始まったばかりらしいほやほやのドラマ『True Blood』が最新で、2000年代だけでも12本以上も出演している模様です。コンバットには1エピソードだけですが、20070922放映のかなり笑えた『スター・トレック/新種クアドトリティケール』にも出演。オドロキの息の長さです。

捕虜の中にはいくつものエピソードに出ている人たちがゾロゾロいたようなのにちゃんときっちり見分けられてない(も一回見直さないと……)のがナサケないんですが、『123/最後の狙撃兵』で復讐に燃える軍曹だったジャン・マーリンや『86/目の前の敵』でサンダースに巴投げをくらった梁の下敷き軍曹ロン・ソブルなどなど悪人顔(笑)が印象深いお二人さんもいて、なかなかヴァラエティに富んだ面々でした。しかも最後にアッとオドロいたオチまであったし……。

そんな中で、この顔はあまりにも見覚えがあるのに誰だか分からなくてヒジョーにもどかしく思ったのが、最初に茂みに隠れて(ボッシュがブッシュに)逃げようと目論んだのにすぐにあっさり軍曹に見つかった、ちょっと間抜けだった二人の左側のあご髭の人、川を渡るシーンでは最後のサンダース・グループで、入る時は先頭だったのに、向こう岸に着く頃には何故かサンダースのすぐ前になっていた捕虜……まさかこの人ジャード・レイン、じゃないはずだし??(であるとすればバディ・パンツァッリかジェフ・ポーモランツかオリヴァー・C・スタイン・ジュニアかロス・スターリンか???──とリストに並んだ名前を見ても全然分からず、ですが……笑)

リトルジョンはやっぱり手が大き過ぎるんですかね、口だけを塞いだつもりでも、鼻までしっかり行っちゃってたっていうのは……あの直後の「マーダー、マーダー、マーダー!!!」の大合唱はかなりゾワゾワッと恐かったですが、軍曹はまったく動じませんね〜。ダダダダダッ、それだけですから。無駄な事は一切せず、ダダダダダッで一丁上がり。いやはや、ホントに敵に回したくないです、出会したら災難ですよね〜、実際まったく!

最後の少尉の抵抗にあっても、ピストルを突き付けられようがまるで動じないばかりか逆に脅しちゃうし、何故か「俺たちみんな殺されるからやめてくれ」などと言い出した一人の思わぬ懇願を利用して、なんなくやっつけどうやら無事に本部へと帰り着いたのでした……。

いよいよラスト、3人でグッタリとドアの真ん前で寝そべって(凄〜い邪魔な感じ?)カービーが例によってぼやいていると、何かジープから降りて来てこっちへ向かって来た男の顔にリトルジョンがビックリ、カービーと軍曹も顔を見合わせて起き上がると、あの悪人顔の捕虜が実は情報将校だったと判明、みんなをねぎらい、ウィンクなんぞまでして颯爽と帰って行った姿に、「なあ〜に、俺には分かってたんだ」なんてのはいかにもカービーらしいセリフでしたが、リトルジョンの「ぶっ飛ばしとけば良かった」には、思わず笑ってしまいました。こういう時にも無言のサンダースは内心、何を思っていたのでしょうか?……聞きたいようなコワいような(笑)
04:41 | コンバット!6 | comments(5) | trackbacks(0)| - |
コンバット!第135話『ひねくれ者』
081024──135/ひねくれ者/The Outsider/661122/S5-10(143)
シリル・ヘンドリクス/リチャード・ベネディクト/ジェイソン・エヴァーズ(カリー)ウィリアム・ブライアント(マッコール)ポール・ブッシュスティーヴン・マーロ(ブレイク)ビフ・エリオット(軍医)

ジェイソン・エヴァーズ(1922.01.02〜2005.03.13)、名前だけ分かって顔を知らない俳優の一人でしたが、ああ、この顔だったのか〜! と。この人かなりのハンサムですよね……パトリック・マクグーハンにマイケル・ケインの眼を足して割ったような。洒落者のドイツ将校とかの方が似合いそうな、どちらかというと都会的な2枚目って感じが……。

「何も知らない所へ連れてこられて、何も知らないヤツらと一緒にされて、恩も恨みもないヤツらに弾撃って……おら、ワケが分かんねえだ」なんてコトバを聞いていると、とっても不思議な感じがしてしまいました。

07.11.10、ほぼ1年前の『スター・トレック/惑星スカロスの高速人間 WINK OF AN EYE』に出て来た時は、古代ローマ風な襟ぐり、だけどビッカンビッカンのメタリックな衣装で──正直、出番前、まだメイク途中で、かつらをかぶる前のドラッグ・クイーンに見えなくもないような雰囲気(ハーヴェイ・ファイアスタインあたりよりずっとすっげえ美人、に視えてしまう……!)すら感じてしまったのでした(笑)↓



このエピソード、imdbで(Wink of an eyeで検索)は8分割されて全部アップされていました。ウェスト・バージニア生まれの農夫で、今まであまりにも他人から騙されたり搾取されつづけて来たために、誰も信用出来ず、なじめず、打ち解けない男カリーとはエラい違いでその落差が面白いです。

それにしてもマッコール、カラー版でカービーがカッコよくなってしまったがために、分隊にどうしたって一人は必要なオチャラケ・キャラとして新たに起用されたのかいな〜? と思っちゃうような感じでした──最初のポーカーのシーンでも♪ティリッ、ティリ〜♪とか何とか『サマータイム』みたいなメロディーを妙に調子よく口ずさみつつ、ポーカー・フェイスでカービーをぼやかせてましたし……(笑)

ブレイク役スティーヴン・マーロ(1927.07.13〜)は他に『125/孤立した分隊』『137/生と死の間』『140/でっかい札束』と、全部で4エピソード出ている模様。『スター・トレック/宇宙犯罪シンジケート A PIECE OF THE ACTION』にも出ていたようです。やっぱり沢山のドラマに出ている人でした。

軍医役ビフ・エリオット(1923.07.26〜)は何となく見覚えがあるようなないような?……と思ったんですが『44/3対3対3』に出ていたようです。う〜ん、ちょっと思い出せませんが。やっぱり色々なドラマに出てらっしゃいます。07.08.04『スター・トレック/地底怪獣ホルタ THE DEVIL IN THE DARK』にも。

それにしても今回の最初のシーンは、一瞬間違って録画してしまったかと錯覚してしまったぐらいいつもとは雰囲気が違ってましたね。しかも、いい女の娘を紹介すると言われても、「ダメなんだ」とちょっと微笑みながら首を横に振るカービーも珍し過ぎる(笑)し、その後注文したビールに全く口をつけないまま酒場を飛び出した姿にも「どうしちゃったんだ、カービー?」と……。

自分でも助からないと分かっているのにそれを言わないでくれと軍医に頼み、「故郷に帰れる、恩にきてるだ」とカービーに言ったカリー、ちゃんと生き延びて故郷に帰り、リトルジョンからトラクターを安く譲り受け、自分の畑を耕せたらよかったのになあ……と思わずにはいられない、つらい結末でした。
20:20 | コンバット!6 | comments(3) | trackbacks(0)| - |
コンバット!第134話『新兵と手紙』
081017──134/新兵と手紙/The Letter/661025/S5-7(134)
シリル・ヘンドリクス/ジョージ・J・フェナディ/ランディ・ブーン(ジム・ハメル)ジョンソン(バリー・ラッソ)ジョン・ニールソン(フィッシャー)マーク・ベイリー(ドイツ兵)アール・パーカー(GI&ドイツ兵)ウォルト・デイヴィス

軍曹挙動不審の巻──サンダースに手紙が来る時って、最初のレコードをのぞいては心配の種ばかりですね(……と言っても2度目だけど)──怒りと心配と動揺が一挙に軍曹を襲ってしまいました。

3話つづけて"坊や率"(笑)が高かった最近ですが、サル・ミネオ、ロバート・ウォーカー、そして今回のランディ・ブーン(1942.01.17〜)と、不覚にも若者たちの声が全然分かりません。流砂にハマったブランドン・デ・ウィルデの時は井上真樹夫と番組表に載っていたのでそうだったのか〜と思いましたが、最近はレギュラーの声しか載ってないんですね。

マッコールに引き続き、補充兵Nさん、onepukapukaさん、(決して名指しで強要しているわけではありませんのでお許しを……)いつもお手数かけて申し訳ありませんが、この若者たちの声をご存じでしたら、お教えいただけると幸いです。ついでに、"ならず者"の時のキャンデル、ビリー・グレイ(バドの時は八代駿だったと記憶してるんですが、明らかに違う声だったと……)も分かりましたら、どうぞよろしくお願いします。

前回のタコツボといい今回の冒頭といい、アール・パーカーさんは派手派手なやられっぷりで目立ってましたが、あの金髪が、一瞬「え、軍曹?」と錯覚するほどでした……が、そんなワケはあるはずもなく、軍曹たちが銃声を聞いて駆け付けた時には全滅していた部隊の誰か、でした。今回はこの後ドイツ兵にもなって軍曹にやられてたとかで、いつにも増して大忙しだった模様です。ウォルト・デイヴィスさんはちょっと気づきませんでした。

ヘンリーの所へ報告に行く時の、銃を背中に下げてヨレた感じで歩いている後ろ姿と、その後画面の右上を(手前へ)滑るように移動して行く時の表情は特に魅力的(笑)でした、ヴィクさん。

丘の向こうの補給所を潰す任務の前、束の間の休憩中にカービーから手紙を渡され、どっかと椅子に座って読みはじめると、何と17歳の弟クリスが高校をドロップアウトして軍隊に志願し入隊したという報告。ショックを受け、思わず声を荒げる軍曹にカーターが心配して声をかけても、何でもないという風に首を振ります。

その時ジョンソンとハメルという補充兵が到着しカービーと談笑している姿を見たサンダース、写真から飛び出たかと思うほど(笑)クリスとそっくりな新兵(ここでスイッチが入ってしまったんですね、きっと)に眼を疑い、瀕死の重傷を負っていた、多分これまた新兵だったろう若者(この人がきっとフィッシャー、ジョン・ニールソンだと。『一番つらい日』のラストで、アンダーソンというピカピカの新兵で登場した……)がついに死に──いくら僕は大丈夫だから心配しないでと言われたってもう、心配しない方が無理ですよね、人一倍責任感の強い大っきいお兄ちゃんとしては。

キツそうだから新米は連れて行かない方がいいと思うとヘンリーに言いますが即座に却下、いよいよ丘の向こうへ出発です。また、こういう時って余計、本来の任務を遂行する前に敵と遭遇する率がぐっと高いです。

そして何かというとハメルを危険に近付けようとしない軍曹。最初は、1発撃った彼を凄い勢いで突き倒し「頭を伏せてろっ!」と超乱暴。終わって戻って来た軍曹が「怪我はなかったか」と聞くのに「ケガするわけがないでしょっ!」と切れ気味に答えたハメルの不満そうで反抗的な顔つき、一瞬コトバにつまったサンダースの表情……軍曹の弱点ここに見たり〜、みたいな楽しさを感じずにいられません。

今日が初日にしては珍しいぐらい、ビビリもせず冷静で、判断力もやる気もあるしっかりした(さすがサンダースの弟、キモが座ってます……じゃなくって!)ハメル君、2度目もカーターと一緒にここにいろと言われ、実に不満気に成り行きを見守っていると、カービーが釘付けになり危ないのを見るや命令に背き助けに行き、しっかり助けカービーに感謝されますが、またまた軍曹がエラい剣幕で怒鳴ります、カービーが思わず「待って下さいよ、俺を助けてくれたんですよ」と言い、周りがみんなビックリしてしまうぐらい。でも、この一言にはもちろん返す言葉もありません。
「俺は新米が来ちゃウロウロして、すぐやられるのをうんざりするほど見て来たんだっ!」

誰が見ても今日の軍曹はおかしい。待機している時にも一人わざと離れた所にいるのは、もう弟にしか見えないぐらいの心境に陥っちゃっている軍曹にはハメルの側にいる事に耐えられないんでしょうねえ、やっぱり……。しかも母親を無理に説得して志願し、お兄さんもいるというあまりにもそっくりな状況とあっては。それが裏返しになって過剰にキツく怒鳴らずにいられないなんて、ホントに不器用なお人です。

そんな事とはツユ知らずのハメルは、自分は気に入られてない、信頼されてないとひどく落ち込むし、ここんとこシゴかれ通しだったから気が立ってるんだろうとか、宥めるように言っていたカービーも「新兵が来るたびに弟みたいな心境になっちゃうんじゃただ事じゃないぜ」と言い、ハタと思い至ったカーターが「クリスはどうしてます、変わりありませんか?」

最初は「何だっ」と怒ったように答えたけれど、ついに打ち明けます。ここらへんは非常に珍しいシーンですね──ふだんほとんど自分の事を語らないサンダースが初めてポロッと身内の心配事を洩らしたのですから。もちろん「あいつはまだ高校も出ていない子供だっ」って、怒ってますけど。下を振り返ってハメルを見ずにいられない軍曹……可愛いじゃんかなんて言ってはいかんが、ついつい言いたくなってしまう(笑)なあ。

装甲車が去って手薄になった補給所を叩きに動き出した時も、軍曹はやっぱりハメルに後ろに残ってろと有無を言わさず命令し、ハメルは思わずカーターに不満をぶつけ、言い過ぎて叱られ、素直に謝る所はなかなか性格もいい若者です。「ごめん。そんなつもりじゃなかったんだ。でも、僕だって闘うべきだよね」と言いながらも様子を見守っていると、ケーリーと負傷したカービーは釘付けになり、軍曹もまたまた脚を撃たれてしまって動けなくなってしまうという緊急事態。

「軍曹は気づかれてないからあそこまで行こう」ここでハメル、何とカーターに指示までしちゃいます。思わず従うカーターとまたまた怒る軍曹。何とか誰かが近付けるなどといつもだったら有り得ない発言をするサンダースを「無理です。僕しかやれません」と説得し、ついに折れた軍曹からやってみろと手榴弾を手渡されたハメル。走りながら途中撃たれるも立ち上がり、首尾よく裏へ廻ってサンダースの十八番、静かにぽんぽんと投げ入れる得意技を見事にやってのけ、ついに完了。

引火して派手に爆発した補給所を見ながら立ち上がった分隊のメンバー、そして心配で居ても立ってもいられなかっただろう軍曹はカーターに肩をかしてもらいながら急いで裏へ来ます。

彼に対してずうっと怒鳴りっ放しだった軍曹が最後に初めて「良くやった」と言い、一人で歩けると立ち上がった若者に「偉いぞ」

そして最後に手紙の声──そうそうサンダースの弟なんだから、クリスはきっと大丈夫ですよ、とTVの前から思わず声をかけたくなるようなラストでした。まあ、もちろんまだホントに心底からは納得、承認してないでしょうけどね、軍曹は……?

10/29
アルルカンさんのおっしゃっていたYoutubeにアップされている冒頭部分、貼っておきます。補充兵Nさんが書いて下さっているカット部分の1.がなるほど〜とよく分かります──一時期、異常に大量にアップされていたコンバットのクリップが、だいぶ無くなってしまって、こういう機会も少ないので……。

21:17 | コンバット!6 | comments(5) | trackbacks(0)| - |
コンバット!第133話『野良犬』
081010──133/野良犬/Ollie Joe/660927/S5-3(137)
フランク・モス/バーナード・マクヴィーティ/ロバート・ウォーカー(オリー・ジョー・ブラウン)クロード・エイキンズ(チャーリー・ペルトン)ウィリアム・ブライアント(マッコール)ウォーレン・ヴァンダース(アーンショウ少尉)オットー(トム・ペース)

もう数日間ぐらい缶詰ばっかり食べているのか「俺は犬ッコロにでもなったみてえだ」というカービーのボヤキが妙に印象に残っちゃって……。

ほとんどが敵にやられてしまったC中隊パトロールの生き残り2名──古参兵っぽい中隊一のぐうたらべえ(ってこういう言い方生まれて初めて聞いた気が……笑)ペルトンと一番の張り切りボーイ、オリー・ジョーを拾ったサンダースの分隊。二人も一緒に、橋を爆破しようとしている敵を阻止する任務に向かいます。

孤児で、軍隊に入るまでは年中腹ぺこで逃げまわっている野良犬みたいな暮らしだったというオリーは、いつも自分を完璧なGIだと言ってくれた死んでしまった小隊長を父親のように慕っていたそうで、常に父親の影を追い求めているという彼が、拾われて以来、サンダースにピッタリと張りついてなついちゃってる様子は確かに犬っぽい雰囲気。

特に目つきが一層その感じを強くさせるとともに、尋常でないほどの思い込みの烈しさや必死の一途さと、最後に明るみに出た、追い込まれて一線を越えてしまった危うい精神も同居していてなかなか役柄と合ってます、ロバート・ウォーカー(1940.04.15〜)は、080426放映のスター・トレック『セイサス星から来た少年』で、事故でたった一人生き残った17歳の、思い通りにならないモノを片っ端から消してしまう超能力少年でも、凄い勢いで眼力を使ってました……。このスタートレックの本国オリジナル放映日が19660915で、今回のエピソードの本国オリジナル放映日が19660927──その間たったの13日、やたらと近い(笑)です、この時実年齢26歳。てっきり2、3年ぐらい経ってるかと思ってました。ロディ・マクドウォール2世か、と言うよりそうそうヴィクさんも26歳で不良高校生やってましたね〜。

でも今回imdbを見て初めて知ったのが、あの『慕情』『終着駅』『武器よさらば』などなどで有名なジェニファー・ジョーンズの息子だというコトで、これにはへえ〜っ! とビックリ。あんまり似てない感じがして……。顔の輪郭とかもろもろお父さんのロバート・ウォーカー(はるかにヤサ男ですが。眼は母親譲りみたい)によく似てました。お馴染みの沢山のドラマに出ていますが、1991年が最後になっています。本人自身では2004『'Strangers on a Train': A Hitchcock Classic』がある模様。

着るもの、飯、ベッド、病院まで何から何まで揃っている、オリーにとっては天国みたいな所=軍隊に戦争が終わってもずっと残り死ぬまでいたいと望み、一等兵に昇進した時は貯めていた300ドルをはたいて中隊中のみんなにビールを奢り、歩兵操典をくまなく読み、完璧なGIを目指し、「もし僕が不味い事をしたら言って下さい。一度聞けば必ず守ります」と言い、敵がいなくなっても取り憑かれたような表情で撃ちつづけ……かと思うと途中の道で瀕死の重傷を負ったドイツ兵(この人がオットー役、11エピソード出演のトム・ペースだと思います、多分)には昔の自分を重ねあわせ、別人みたいに優しく振舞い、カーターが面食らうような2面性を見せetc,etc,etc.……あまりの一所懸命さが痛々しいぐらいです。

軍隊を天国と思ってしまうなんて、それまでの辛くて孤独で苦しかった生い立ちが、過剰にそこに馴染ませ過ぎたんでしょうか?──多分、知らず知らずの内に人格が崩壊しつつあったオリーに気づいた小隊長が、善かれと思って本国へ送還しようとしたら、本人にとってはそれは絶望のドン底に突き落とされるようなヒドい仕打ち、裏切り(しかも慕っていたから余計に)としか思えなかったんだろうなあ。無惨ですね、ホントに。

見た事はある顔だと思ったアーンショウ少尉のウォーレン・ヴァンダース(1930.05.23〜)は『67(72)/小さな回転木馬』で、ヘンダーソンという役で出ていたようですが……お、思い出せないです。例によってリストは長く沢山のドラマに出ています。最新作の『Touched/2006』では脚本、制作、監督、出演をしているそうで、頑張ってらっしゃいますね。

それにしても、ふだん基本単位が分隊、というか"レギュラー6人+α"にすっかり慣れきっているので(だから『丘は血に染まった』の30人ぐらいでも、うわ〜多いっ(笑)と思っちゃったぐらいで)話が中隊レベルで語られると一体どれぐらいの人数がいるのやら??……だったので検索してみたら随分幅があって60〜250人だとか。ついでに分隊が8〜12人。小隊が30〜60人。なるほど。もう3年近く見ているのに初めて知ったという……。

成り済ましマスティン曹長以来2度目のクロード・エイキンズは、今回自分を"ぐうたらべえ"と言いながら、オリーのことで色々と気を使い、周りと上手く行くように取り計らう、とっても大人な包容力とユーモアを醸し出していい味出してましたね。後一つ『149/火の玉特急』にも登場するようです。どんな役か楽しみです。

今回はホップ・キルン・ワイナリーという所で撮影されたとか。ワイナリーは色々出て来ますね、やっぱりカリフォルニアだからでしょうか。

最後、敵に撃たれながらも突撃して手榴弾を投げ、ついに倒れたオリーが事切れる前に「完璧なGIだ」とサンダース。もしかしたら、生まれて初めて気持ちが安らいだ瞬間だったかも知れません……過酷でずうっと緊張しっ放しだったであろうオリー・ジョー・ブラウンにとっては。
21:35 | コンバット!6 | comments(8) | trackbacks(0)| - |
コンバット!第132話『銃口の前で』
081003──132/銃口の前で/The Brothers/661004/S5-4(129)
イーヴ・ターニック/バーナード・マクヴィーティ/フェルナンド・ラマス(レオ・ポーロン)テッド・ナイト(ハールモック少尉)サル・ミネオ(マルセル・ポーロン)ポール・ブッシュ

今までそれぞれ単独でゲストとして出て来た、3度目のサル・ミネオと2度目のフェルナンド・ラマスが同時に、しかも濃ゆ〜い顔のレジスタンス兄弟として登場。一方は雄々しく猛々しく使命感に燃えるまさに闘士、もう一方はそんな兄に引きずられ、ホントは怖くてイヤなのに無理矢理一緒に行動を共にさせられて来た坊や……。オマケにドイツ将校がお久しぶりのテッド・ナイト。地味なんだけど妙に豪華(笑)な感じもしなくはないという……。

敵の前線の薄い所を見つけるため、偵察にやって来たヘンリーと分隊の一行。メンバーに問題はないが、民間人との共同任務には危険がつきものだと、声だけ軍曹がおっしゃいます。軍曹がそう言ったら、それはもう必ずそうなっちゃうワケで、ヘンリーもマルセルは置いて行った方がいいというけれど、そんな言葉を聞く耳は持っていないレオ。

任務そのものはまあ比較的すんなりに終え戻って来たけれど、兄弟が育った農家には大勢の敵が……珍しくあっさり捕まってしまいました。

当然ながら姓名、階級、認識番号しか言わないアメリカ兵に対して、民間人はすぐに銃殺してかまわないのだと脅し、それでも口を割らないと、兄弟を拷問し痛めつけ、二人はボロボロに。ここでもう弟はこれ以上は耐えられない助けてと訴えるけれど、兄は人間には使命があると無理矢理、説得。

業を煮やした敵がついに二人を外に連れ出し銃殺隊の前に立たせてしまいます。構え筒で、完全に限界を超えてしまったマルセルが絶叫し、話すと口走った時レオは自らの手で弟を殺してしまうという衝撃的な事態に。

今まさに銃殺せんとしていた将校ですら愕然として眼を見開き、しかも弟だと聞いてますます激しいショックを受けたのを全く隠せないぐらいに……この時のテッド・ナイトの表情は実に見応えがありました。

それにしても家族を守るためなら何でもする、という態度で危機を乗り切って行く主人公のドラマや映画の方がずっと多い気がする昨今では、滅多に見られない展開だったのではないかと。やはりこれは時代……正義や使命といったモノをもはやほとんど信用出来なくなってしまった現在とは違って、まだ普通に素直に信じるコトが出来た40年以上前ということなのかなあ、と。そうだとしても、悲劇的すぎる結末であるのは確かで、育った家の庭に弟を埋葬した後、山へ戻った兄は一生、後悔しつづけるんだろうなあと……ヘンリーとカービーが穴を掘った納屋の壁から脱け出すのが、ほんの数秒(?)でも早かったらと思ってもしょうがないことをついつい思っちゃうなあ〜。

今回初めて気づいたんですが、カービー確かに髪の毛がちょっとだけフサフサしてました。

またまた余談。この週のスター・トレック『神との対決』で太陽神アポロ役を演ったゲストが何とマイケル・フォレスト、すなわち『丘は血に染まった』の中隊長……ヘンリーに無線で「丘を取れ、援護は出来ん。丘を取れ穫れ捕れっ」とガナリ続けたあの!
17:32 | コンバット!6 | comments(4) | trackbacks(0)| - |
コンバット!第131話『長い苦しい道』
080926──131/長い苦しい道/The Gun/660913/S5-1(128)
エスター&ボブ・ミッチェル/マイケル・キャフェー/ウォーレン・スティーヴンス(ヘイガン軍曹)ウェイン・ロジャース(レイザー)ボー・ヴァンデン・エッカー(ウィッカム)ティム・フェリックス(ウィード)ウォルト・デイヴィス(砲兵長?)アール・パーカー(川で水汲み)

川から水を汲んで来たらしいアール・パーカーのシーンから始まった今回、トーチカを破壊するためにいきなり戦車と装甲車でやって来た軍曹と分隊と戦車兵の一行……歩いてない姿を見るのってえらく久しぶり、というより車に乗ってた軍曹、一体いつ見たっけかなあ〜(笑)と思い出せません、う〜んんん?──ケーリーたちの表情もどこか嬉しげに見えたのは気のせいでしょうか。

ところがどっこい、いつになく楽なはずの道中が、結果的にはいつもより以上に大変なとんでもなくキツい道のりになってしまったという……。

「戦車だ!戦車だ!」と叫びながら大慌てで迎え撃とうとしたドイツ兵たちをいともあっさりとやっつけて、どんどん目標の"丘の上の池のほとりにあるトーチカ"に向かっていた途中で、大砲にドカンとやられて戦車も装甲車もダメになってしまい、装甲車をわざと爆破して様子見に現れたドイツ兵たちもまたまたやっつけ……新たに手に入れたのが1トンはあろうかという大砲。これを引っぱっていって使うという、サンダースのコトバに思わず腰が引けていたみんな。そりゃそうだよね〜と思うけれど、軍曹の命令には従うしかないですもんね、いつもの事ながら。

ゴロゴロゴロゴロ、思ったよりも楽に来れたと思った途端に川にぶつかり、信じ難いタイミングで馬を見つけ(笑)浅瀬を渡ってそれなりに進んでいると、身軽な敵が今にも追いつきそうな状況になり、取りあえず馬を隠し散開して待ち受けはしたものの、銃撃戦であっという間に馬は逃げ、ヘイガン軍曹の部下はすでにもう3人も減り……そしてついに、眼の前に立ちはだかった無闇に急勾配の坂、と言うよりほとんど崖──見ているだけでも愕然としてしまうほどの。

全員がありったけの力を振り絞って押して引っぱって押して引っぱって押して引っぱって、ようやく半ばぐらいまで上がってひと休みと思うや否や、疲れ果て足が滑って車止めをかませそこない、ドドドド〜ッと一直線に遥か下へ、それはもう凄い勢いでドドドドド〜ッと。軍曹の手、あまりにも痛そうで、もうあれ擦り傷なんてもんじゃないですね、あそこまでキツい摩擦じゃ火がおきますよ、もう絶対に。擦り切れてなおヒドい火傷まで……うわあ、たまりません。想像しただけで気絶しそう(笑)です、痛みにすこぶる弱いわたしなんかには。

それにしても、最早ほとんど行き倒れの人みたいに坂の途中で倒れている全員に向かって「みんな立て。俺一人じゃ出来ん」って……あきらめないにも程がある恐るべきサンダースの信念、執念、ド根性に応えてまず立ち上がったのはヘイガン軍曹でした。ここはやっぱりさすがですね。

次の瞬間にはウソのように軽快に尾根を歩いているみんな──テキパキと配置につき、照準のイカれた大砲を目分量で測りながら発射、上過ぎ、下過ぎ、そして命中とたったの3回で完了してしまいました。ヘイガン軍曹、相当いい腕なんですね。ふもとの川原では燃料ドラム缶などが爆発炎上して、かなり派手なシーンにもなってました。

お役目御免の大砲はきっちり破壊して「これで帰りは身軽に」なったみんな、ホントにご苦労様でした、実にまったく。

『78/秘密命令』以来ぶりの登場、見るたびにテッド・レヴィンと伊東四朗をついつい思い浮かべてしまうウォーレン・スティーヴンス(1919.11.02〜)は今回なかなか魅力的な役柄で、いい感じでした──部下3人と戦車ジェシーを潰した敵の大砲を睨みつけてる(笑)シーンでのカービーとのやり取りなんかも。

機関銃を持っていて、音を立ててしまった為に狙い撃ちされてしまったウィッカム役ボー・ヴァンデン・エッカー(1930〜2007.05.09)は最初に登場したのがリトルジョンの誕生日で、暴走"またどうぞ"ドライヴァー(軍曹は「もうけっこう」って……笑)だった人で、まだ後5回登場するとか。やっと名前と顔が一致して来つつあるようになって来たかな……。

レイザー役のウェイン・ロジャース(1933.04.07〜)はリストも長く、TVドラマ版の『マッシュ』では"トラッパー・ジョン"マッキンタイア役(映画ではエリオット・グールド)で72エピソード、『House Calls』で57エピソードとシリーズものの主演や複数出演のドラマもかなりある人でした。combatfan.comによると、今回のエピソードで、サンダースが彼を役名のレイザーではなく、ロジャースと呼んでいたそうですが……あれ、これって読んだ瞬間、前(これが『78/秘密命令』)にリトルジョンをピーボディと読んだヘンリーを思い出しちゃいました──何故かそういう時に必ず居合わせる(笑)ウォーレン・スティーヴンス。妙に楽しい気分になったりも。

今までにも何度か登場したロケ地、コーベル・ワイナリー──撮影中は、午前10時と午後3時にコーヒー・ブレイクならぬシャンペン・ブレイクがあったそうな──まるで神話のように苦しみに満ちたエピソードが、実は楽しみに溢れたロケだった(笑)んですね〜。こういうのを読むと、撮影風景やら様々なメイキング映像を見てみたいなあと思っちゃいます。DVDにはそういうのって収録されているんでしょうか?……気になるなあ〜。
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